ゆう動物病院新聞(2024年号)

2023年を振り返って

 

2023~2024年は久々に退職が続き、ご迷惑をお掛けしています。

昔にパチンコをしていた時によく実感しましたが、千円持って行けば大勝利する様な自分の人生が確変(確率変動と言って、パチンコ台の確率が変わって自動的に連勝する状態)になったの!?とか思ってしまう位の常勝の時期があれば、たとえ何万円を費やそうと底なし沼にハマった様に「え?この店って裏で店が違法な操作して勝てない様にしている??あのカメラで見てるんだろうか・・・」って疑う位に確率では有り得ない位にパチンコ台がウンともスンとも言わない状態で負け続ける時期があったり、人生には明確に「波」と言うものが有ります。

パチンコ台の例えは卑近過ぎるかも知れませんが、皆様も「いわゆるモテ期みたいな出会い・恋愛絶好調の時期」↔「逆に呪われているのか!?と言う位にフラれたりダメな人と縁があったりする暗黒の時期」や、「試験の予想が当たりまくる神の様な時期」↔「逆に呪われている様な外れまくる時期」あるいは「良い物に出会って迎える時期」↔「やたらと家の物が無くなったり壊れる時期」等々、色々と人生に「波」を感じられる事があるのでは無いでしょうか?個々の人のみならず国の単位になっても「安定と発展の幸せの時期」↔「戦乱と天災の苦悩の時期」が有ったり・・・

僕的には良い時(波)があるのは嬉しいものの「波」がある事は疲れちゃうのでイヤです。でも冷静に考えると自然は移り変わるし、太陽も星も動くし、モノを構成する分子や原子の根本も振動らしいし、物事が変化する以上はプラスもマイナスも大きく上下に振れるものです。そう考えると人生に置いて「波」が出るのも当然だな~と思い至ります。全く変化しないとしたら・・・それはもう死んでいる状態ですから、明らかに世の中の全てに「波」と言うものは存在しそうです

もちろん「波」と言う以上に少子高齢化で社会構造的にも人不足の世の中ですから、これからの人手不足の潮流は大変な時代が続くでしょう(最終的にはAIとロボット化でヒトの労働が不要な社会には成ると思いますが)。ですので求人に成功するには基本的な雇用条件とかの改善は大切です。

ですが、そういう条件的な事は当然として、条件を超えて不思議な「波」と言うのは明らかに求人にも有り、探しもしないのに順調に良い人が集まって定着する時期があれば、本当に何をしても良い人が来なかったり(そもそも人が来なかったり)、更には頑張って雇っても実は色々と個性的で雇うには凄い厳しい御方だったり、逆に有望なのにすぐに辞められたり・・・ダメな「波」の時は本当に大変です。一番院長を辞めたくなる時期かも知れません(苦笑)。

でもまぁ今まで何度も看護師の事での「波」や獣医師の事での「波」を経験したのですが、好調も不調も不思議とずっと同じ「波」が続く事もありません。これは「終わったな~詰んだやん」って思った時も開業20年を超えると多々ありましたが、最終的には何とかなるものです。僕が開業する時に獣医の師匠(勤務先の院長)に言われたのは「森本、最終的には何とかなるから」ってお言葉でした。確かにまぁ、何とかなるなぁ~って言うのは実感です。その度に大変ですけど(苦笑)。

とにかく試行錯誤して「波」を超える経験をすると自分の望んでいた形に病院は変化・進化しています。今回も人手確保に悩む事で「病院の生産性の向上や働き方改革」が進んでいます。

人は「正常化バイアス」と言うのがあり、なにか変化が必要なサインが起きても、それを無視してでも自分のやり方を変えたく無いですし、なるべく「日々に新たに」変化しようと思っているはずの僕ですが、潜在意識は日頃は固定されているので幕末の黒船みたいに大きな刺激や避けれない困難が無いと根本的には変化しようと思わないものです。

以前に勤務獣医師が居なくなる最悪と言っていい「波」が有ったのですが、その時には僕は意地でも年中無休や夜8時までの診察等の現状の診療体制を変えたくはありませんでした。ですので「28連勤+1日休んで+35連勤」みたいな状況を「平均12時間労働・一人診察だらけ」で1年程度行いました。しかも同時に雑誌の連載をしたり新しい認定医試験に挑戦したり・・・なんか色々と負荷を掛けて過ごした事で、結果として身体を壊し高血圧が一気に進んで投薬が必要になりました。

【頑張った最後の認定医試験の合格票】

今思っても頑張りましたし、それは自分を褒めてあげたいのですが、ムチャクチャしていたな~死んだらどうしていたの?って思います。そんな事よりも日々バタバタしている事で物理的にゆっくり診察は不可能な事もあり診察的に満足頂けない事も有ったと思います・・・それが自分でもストレスでした。

幸いにもその後に非常に優秀な獣医さん達と縁が有って、診察体制に余裕が出て、今は人並みに休める様になりました。同時にそれまでは普段の診察とは別の様々な診察以外の事も忙しくて、日常診察に注げる時間やエネルギーや注意力がどうしても欠け始めていた部分にも、以前よりは余裕が出てじっくり向き合える様になってきました(それでも色々と診察以外に面倒な事は在るのですが・・・)。今までも獣医療として真っ当にしているつもりでしたが、良い獣医師仲間と以前より余裕を持って働ける様になると、より丁寧にチームで獣医療を連携して行えて自分も病院全体も進化向上していると感じます。ディスカッションや勉強が大変な事もありますが、これは良いストレスです。

ただ、これがずっと続けば良いのですが、人生の波を考えると「そうならない」のも経験上分かっています。休まずに独り診察メインでバタバタとギリギリで頑張っていた時から丁寧なチーム医療の変化を経験した僕は改めて想ってしまいました。「また獣医師が減った時に、元に戻って休まず同じ体制でギリギリの働き方をずっとするのか?」「また追われる様なバタバタした診察をしたいのか?」「そんな動物病院を次の世代の標準にすべきなのか?」「診察時間を減らさずバタバタ・ギリギリの診察をする事はペットさんやご家族の満足度を上げるのか?」・・・等々。

もちろん利用者サイドから考えると動物病院は「常に人手を多く確保して」「年中無休365日・24時間」「適切な獣医療を最大スピードで最大限に丁寧に」とする事が理想で、そこで働く人たちは「獣医療に滅私奉公、プライベートも全部奉仕!」がベストでしょう。確かにそんな動物病院と獣医師・看護師・スタッフ集団が近所に居たら凄い安心だと想って頂けるでしょう。

でも僕は「未来を考えると、現実を見てちょっと考え方を変えないとダメだな」と想いました。人生も仕事もある意味で修行なので負荷が高い方が良いのかも知れませんが、根本的には「安定して好きな獣医療を楽しく長くしたい!その中で丁寧に優しく穏やかに人の役に立ちたい!」そう深く感じました。医は仁術が理想ですが、ただただ忙しいとどうしても満たせない場面が増えてくるな~と思うのです。そして色んな体制の維持のコストも上昇し人手の確保も年々困難になるのが現実です。色々な機器や人材確保にコストが掛れば診察代が上昇し、より高額医療になります。それも本当に良い方向性なのか?これからの獣医療や病院をどうしたいのか?改めて考えました。

更に今回よりも以前に看護師が沢山辞めて新人が続かない波があった時の事も改めて思い出しました。

この当時は僕の獣医療に対する厳しい考え方に共鳴し伝染する様に代々「厳しい」人がトップに君臨していました。今思っても当時の人達は良く頑張ってくれていました(今より給与も安いのに・・・)。でも職人的で非常に指導が厳しかった時代でした。理想的には「仕事は厳しい人が正しい」です。でも「水清ければ魚住まず」との言葉もありますが厳し過ぎて普通の人、特に新人が続きません。求人が沢山有ったので、それに耐えて残る凄い人は一定数いるのですが買い手市場に甘えた修羅の国の状態でした。

過去に新聞にも書きましたが、患者様からも厳しい病院の雰囲気を指摘されたりもして、いつしか僕は「厳し過ぎる病院よりも優しい病院が良いなぁ~」と想う事が段々と増えました。そうしたら厳しい人は辞めていき、入れ替わる様に優しい人が増えていきました。不思議な事ですが、人生で思考した事・志向した事は基本的に実現します。

でも年月が経つと段々と優しいとはちょっと違う雰囲気が段々と醸成されてきました。もちろん全員では無いのですが、ハッキリ言えば優しいを超えて適当になって緩くダラけてきました。挨拶しない敬語は使えない、仕事があるのに談笑、ヒマがあればスマホいじり、人の悪口や愚痴を・・・考えたら僕も悪口と愚痴を書き始めたので止めます(苦笑)。

それらも眉を顰める出来事ですが仕事表に仕事しないでチェックを入れたり、酷いと全然仕事をしていないのにタイムカードだけ打刻したり・・・それはお金盗んだり詐欺と同じだよ??って思う事までする人も・・・あ、他にも色々書いたけど、削除して自粛します(苦笑)。

もちろん全員がいつも上記の事はしていませんし、全員が基本的にはどうしても仕事をしないとダメな場面ではちゃんと仕事をしてくれるし、後進の指導としては厳しく無いし、逆に言うとくだけて楽しい時は楽しいし、多くの良い面もあるのですが、致命的に悪い面は注意しても治らない。それらを目にしたり注意するのが非常にストレスになってきて、注意して雰囲気も悪くなる悪循環で疲れました。こういう「風紀」は伝染してしまうので、良い人まで感化されます。もちろんしっかりしている人は何も影響を受けないでブレずに真面目ですけど、そう言う場合は結果的に状況に不満を抱いて辞めてしまったり・・・。

辞めた昔のスタッフには「昔みたいに厳しくしたら良いのに(笑)」って言われたり、知り合いの動物病院の院長からは「注意して変わらないなら、辞めて貰わないと!」と言われていたのですが院長の優柔不断で根本解決はできず時間が経過していました。

ですので今回の流れは辞めて欲しくない人も辞めてしまったりもあって辛かったものの、「こういう人と仕事をしたくないイヤだなぁ~」って想いが限界まで増えていたし、良いタイミングでした。

今は新人も多いので正直辛い面もありますし内外共にご迷惑をお掛けしていますが、残ってくれている素晴らしいスタッフ・再度復帰して手伝ってくれる尊敬できるスタッフ・素直で真面目な新しいスタッフを見ていると「あ~俺はこんな人達と、こういう風に仕事をしたいんだな」って心底思います。その方達には仕事場を改善して、自分の給与等を削ってでも業界では誰と比べても遜色ない待遇で迎えないとダメだと責任を感じます。

こうして色んな現実に揺れつつも最終的には止揚的に理想に近くなっていくんだと期待しています。たぶん僕の深層心理としては診察時間や人数を絞ってでも、能力的に少数精鋭で優しく真面目な雰囲気で仕事をしたいんだろうな、と最近は感じています。

冒頭に書いた様に、そもそも人生で「波」ができる時には常に自分の「想い」があります。良い方向でも悪い方向でも、それに伴う自分の想いで人生は良い悪いのどちら方向にも振れつつ、人生とか生き方の修正を要求され繰り返しながら進んで行くのでしょう。フランスのパリ市の紋章に「たゆたえども沈まず(Fluctuat nec mergitur)」との標語が書いてあります。強風等で色々と浮沈をしながらも、決して沈まない船の様に生きよう!と言う意味で凄く好きな文章です。時代や自分の変化に対して「たゆたえども沈まない」精神で柔軟に変化しながら対応しながら、楽しんで頑張りながら人生を歩みたいです。

 

病院年間スケジュール
1月
2月
3月 ☆春の健康診断(3月~6月です)

・新しい新聞が3月末に出ます

       (今年度から電子化します)

・ノミダニ予防がスタートします

       

4月 春の健康診断開始
5月 春の健康診断(基本フィラリア投薬開始)
6月 春の健康診断終了
7月
8月 ☆お盆休みはHPをお確かめ下さい!
9月 ☆来年のカレンダーを配り始めます

10月 秋の健康診断開始(秋は10~11月です)
11月 秋の健康診断終了
12月 ☆年末年始の休みはHP等でご確認を!

☆健康診断では通常の3~5割引き程度でお得にできるものが沢山あります(後で詳しくご説明する記事があります)!

★予防、フードでポイント進呈!20ポイント貯まれば500円割引しております(1年有効)。

★フィラリア予防薬を7個まとめて買うと無料で1個プレゼント(5月末まで)します。

 

ゆう動物病院 年表(去年より前の年はホームページの過去の新聞をご参照下さいね)

年度 ハード(施設・物など)

の変化

ソフト(人・活動・システムなど)の変化 世の中の出来事
2022 ・内視鏡グッズ強化

 (異物回収キャップ・異物回収ネット・新電球)

・最新型スリットランプ

・最新型耳鏡

・喉頭鏡のスリム化・増加

・動物専用鼻涙管洗浄管導入

・センサー型ごみ箱

・酸素発生器(3台増設)

 (レンタル用超小型含む)

・各種手術器具追加

・シリンジポンプ点滴機追加

 

・獣医師一名増員

・受付レセプター

クラウド化

・予約システムと

クラウドの連動化

・新しい従業員手当追加

・受付専任スタッフ増員

・獣医師雑誌CAP寄稿

・再生医療スタート

1月

トンガ大噴火

2月

ウクライナ侵攻

9月

エリザベス女王死去

11月

サッカー日本代表が

ドイツに歴史的勝利

12月

井上尚弥がバンタム級で4団体統一王者

 

 

 

 

 

 

2023

 

 

 

・病院床張り替え

・点滴ポンプ増加

・レントゲン発生機新調

・最新型ICU新調

・院内監視カメラ新調

・酸素濃度計購入

・ラジオ波メスツール購入

・内視鏡スコープ購入

・耳道&口腔カメラ購入

・Dr増員(計5名)

・受付2名体制

・ASCK参加

・HPリニューアル

・看護師仕事ツール

・各種本購入

・各種セミナー参加

・FAA(ファイナルア

ンサー)認定取得

3月

侍ジャパン世界一

5月

新型コロナ5類へ

8月

処理水海洋放出

10月

藤井全八冠初制覇

11月

阪神日本一

 

!!病院の案内とプリントがHPで確認できます!!

病院の特製プリントは年々増加して、もう本を作れる位になってきました(笑)。

その一部(とは言っても沢山あります)を当院のオーナー様特典として開放し、アクセスできるように整備しました。

使用方法は簡単です。

  •  登録はHP(下記QRコード)の「ご家族様お役立ち動画集」の中の、こちらから→https://kyoto-yuu.jp/protect/から行えます。
  •  指示通りに登録!
  •  入力したメルアドに確認メールが到着!後は自由に閲覧できます。

病院のプリントはオリジナルですので個人利用以外のコピーや配布は固くお断り致します。

 

㊗お誕生日のお祝いをします!!

病院では「誕生日のお祝い」「高齢のお祝い」の2つのお祝いツールをご用意しました!スタッフ皆で考えた、かわいい表彰です。希望の方にはちゅーるもお祝いにお渡しします♪

日々大切にしている1年1年、そしてその積み重ねの長寿を一緒にお祝いさせて下さい。

お声がけもしておりますが、基本的には自己申告ですので受付までお気軽に!

 

ゆう動物病院 よく聞かれる、またはぜひ知って欲しいQ&Aコーナー!

「よく聞かれる、またはぜひ知って欲しい20のQ&Aコーナー!」(2024年度版)

 

毎年同じものも有りますが、毎年色々と改訂されているので全部読んでみて下さいね。その他に質問したい事があればどんどんスタッフまで聞いて下さいね!

 

Q①:駐車場は何台ですか?駐車時の注意は何かありますか?

A①:2024年春の現在病院の専用駐車場は4台です。HPでも案内していますが、院内で写真入りの手渡しの簡単なマップもご用意しています。大型車は南側の離れの駐車場が止め易いと思います。南側離れは駐車場間違いが多いので黄色いブロックを確かめてお止め下さい。西側のコインパーキングに変化が有りますので、ご注意下さい。コインパーキングでは「駐車の証明書の発行が必須」な事と「上限500円程度までの補助」な事をご了承下さいね。

【駐車場案内図】

Q②:完全予約制になったんですか?

A②:そうです。今年の3月10日から完全予約制になりました。当院の予約制はその時間帯30分内でその方を優先にお呼びする予約です。お呼び出し時にご不在だとお待ちの他の方が優先され、10分遅れるとキャンセル扱いになり予約は取り消しになります。キャンセル費の請求はありませんが、来院されない場合は必ずご連絡下さい。連続してキャンセルが重なると予約は取れなくなります。当日でも直前でも予約に空きがあれば診察は可能です。急患対応はしますが、ご予約が無ければ時間外費用が発生するかも知れませんのでご了承下さいね。

 

Q③: 再生医療って何ですか?

A③:再生医療・細胞療法とは、間葉系幹細胞や免疫細胞を体外で人工的に培養し増やして投与する治療法です。投与された細胞が分泌する生理活性物質が、周りの環境や細胞に影響を与えることで、炎症を抑制したり免疫を調整したり、血管を新生したり組織を修復したりして、身体が本来持つ修復機能や自己治癒力を復活させ、病気や怪我や加齢によって機能不全・機能欠陥になった組織の治癒を促します。以前から行われていたものはヒトと比較してもレベルや安全性の低いものでしたが、現在はかなり高度な事が一般病院で簡単にできる様になりましたので当院でスタートしました!詳しい資料をホームページでもご用意していますが、ご検討の方は是非一度獣医師とご相談下さい。

https://kyoto-yuu.jp/useful.htmlのお役立ち資料集の動画をご参考下さい!

Q④:どんな病気も治療しますか?

A④:当院では皮膚科に強みが有りますが、一般的な内科も殆ど大丈夫です(院長は皮膚科の認定医であると同時に、獣医総合臨床認定医でもあります)。ただし最近は獣医療が高度化していて、二次診療と一次診療がハッキリと分かれてきています。それは眼科や神経科と言った特殊な専門科目もですし、犬猫と小さな動物(ウサギ・フェレット・ハムスター等のエキゾチックアニマル)など動物のジャンル的にもです。よって整形外科・脳神経・眼科・エキゾチック等は必要性により適切な病院を紹介しております。

 

Q⑤:お薬に関して注意はありますか?

A⑤:これまでお薬に関して各種サービスを行ってまいりましたが、人件費の高騰・調剤の外注化等に伴い、分割等の有料化が始まっています。分割代の追加による薬の値上げを防ぐために、皆様には安価なピルカッター(薬の分割器)や分割用ハサミの紹介を致しますので、ご自宅で分割される事をお薦めします。ご自宅で割剤をして頂けると、お薬の値段は変わらない事になります。

混雑回避や作業の正確性向上の為に、当日午前か午後の同じ時間帯での急な調剤依頼に関しては1種500円でお受けします。(当日すぐの処方は状況によってはお断りせざるを得ない事もあります)しかし、「当日AM⇒当日PM」や「前日PM⇒翌日AM」に関しては同一料金です。(円滑な処方の為に24時間前のご注文が有難いです。)もちろん初回の調剤、当日検査・診察しての調整が必要な場合には追加料金は発生しません。

お薬に関しては実際に診察後ならば郵送でもご利用が可能になっております。

診察後に処方される薬剤・連用しているお薬に関して外部薬局と連携し「郵送(基本2~3日で到着)」での調剤サービスをしています。VISAとマスターカードをお持ちならメールによって決済ページを送信し、そこからの支払いもできますので、お薬だけなら来院する必要は全くございません(お薬の入金は基本先払いになります)。特殊なサイズの予防薬や当院の事情での郵送の場合を除き、お薬の郵送代は1万円(健康診断をしていると8千円)以下だと一律1000円(クール便扱いは1500円)です。郵送の場合は調剤と郵送の時間が必要なので「3~5日前までに調剤依頼」をお勧めします。当院で処方し着払いでフード等と合わせて送る事も可能です。

 

Q⑥:時間外診察費用はどの様な時に発生しますか?

A⑥:各時間帯の診察時間の終了30分前からの予約無しの診察は時間外料金が発生する可能性があります。費用に関しては時間帯や長さで変わりますので、お聞き下さいね。

 

Q⑦:検尿と検便の方法や注意点は何ですか?

A⑦:検尿は専用容器を無料でお渡ししますので、それに「なるべく食前」「なるべく多く」「なるべくクリーンに採取し(受け皿等で直接採取)」「なるべく早めに(できたら3時間程度)」でご持参下さい。検便は量が有って乾燥していなければ基本的には取れたタイミングで持ってきて頂いて大丈夫ですが、感染源である事もあるので密閉して気を付けてご持参下さいね。共に病気によって指示が違う場合がありますので、獣医師の指示に従って下さい。

 

A⑧:往診は可能ですか?

Q⑧:一回でも直接来院して頂いた場合には往診が可能です。ご案内を用意していますので、一度ご覧下さい。基本的には時間は事前に打ち合わせが必要です。また通常診察の進行によってはお待ち頂く場合もあります。移動時間を含め人員1人当たり3000円が目安です。1~2人でお伺いするのが基本です。時間外料金や駐車場代やタクシー代が必要な場合は別途ご請求致します。

 

A⑨:病院から何か定期的なお知らせはありますか?

Q⑨:ホームページhttps://kyoto-yuu.jpでの掲示やX(旧ツイッター)京都 ゆう動物病院@6WP9Uli46kx1tSCのインフォメーションがあります。LINEと紙のインフォメーションは終了しました。

 

Q⑩:病院で予防をしたらお得な事はありますか?

A⑩:年間予防パスポートがあります。これによって爪切り等のお手入れなどの様々なお得が毎月あります。予防やフードにはポイントカードがあります。更にフードはサンプルを沢山お配りし、予防薬は何個か毎にエコバック等のオマケや個数のプラス等があります。この様な制度により、標準的な予防薬の購入価格は当院定価の約15~20%引きになりますので、ネクスガードスペクトラでも京都で一番お得な価格レベルに成ります。春秋の健康診断も恐らく日本でも有数のお得な価格です。病気で無くてもお手入れだけでもしておりますので、お気軽にご参加下さい!

 

Q⑪:誕生日特典やお手入れ特典はいつでも使えますか?

A⑪:基本的にはいつでも大丈夫なのですが、予め時間をうかがって予定を入れる事ができなくなりました。自由に来院して頂き、診察の合間の時間にさせて頂きます。ただし、診察が混んでいるとお手入れをする時間が無くなる場合があります(急患が発生していると恐らく不可能です)。ネットで予約の空き状況を確認して来院して頂くか、費用は掛かりますが再診として予約を確保してから来院して頂く事をお勧めします。

 

Q⑫:改装して病院の何が新しくなりましたか?

A⑫:まずは単純に面積が増えました!とは言っても、やっと普通の動物病院になったのですけど・・・。待合が増えて、左右に分かれました。受付が増えて薬局ができました。更に暗室対応の個室ができて診察室が増えました!更に更に入院室が大きくなり、在庫なども置き易くなりました!これだけを盛り込むために設計は2年くらいコツコツ頑張り、壁を抜いたりして色々と工夫しました。本当に今までよくあんなに小さい病院で頑張っていたなぁ~と感心です(苦笑)。更に改装後にレントゲンの器械も新しく最新式にしました!

 

Q⑬:診察時間や曜日の変更予定はありますか?

A⑬:労働条件の改善や求人募集への応募率を上げる為にも20時終了を19時終了にするかも知れません。その場合には午後は16~19時の診察になると思います(最近は午後は診察は少な目で冬になると特にそうなので、夜遅くまで開けるのも意義が減ったかと思っています)。また定休日を設ける可能性があります。その場合は昔みたいに火曜日を想定しています。ギリギリまでは20時までの診察と無休を継続したいのですが、変更の際にはご理解頂けると幸いです。

 

Q⑭:高齢でも手術ができますか?何歳でもしましたか?

A⑭:若い子よりも麻酔リスクが上がるのは避けられませんが、術前検査が問題無ければ可能です。また、通常は何か問題が有っても麻酔対応・術後対応をしっかりすればリスクは減らす事ができます。去年も多くの高齢の子の手術をしましたが、幸いにも事故は一度もありませんでした。毎回その子に合わせた手術プランを立てて安全性を高めます。例えば猫さんでは21歳の子の抜歯や19歳弱の腎不全の子の乳腺腫瘍の手術なども行い、無事に終了しております。

 

Q⑮:電子カルテにはしないの?DX化は?

A⑮:今年からまず検査データのデジタル化を開始しております。その後に電子カルテに移行すると思います。混乱を生じる可能性もあるので、繁忙期の春を避けて秋~冬にでも・・・と思っています。ただし改善が進んでいますが動物病院で使用する電子カルテには課題も多く、もう少し後から変更する可能性もあります。

 

Q⑯: ワクチンって打たないとダメですか?他に感染予防方法は無いのですか?

A⑯:僕が勤務医を始めた時から開業当初と比べると現在は怖い感染症は減りました。何故でしょう?これは明らかにオーナー様やショップ様の意識が高まって予防をしっかりする様になったからです。この世から病気そのものが根絶しない限りはワクチンを接種して、皆で病気を減らす努力が必要です。ただ、ワクチンそのものも進化しており、実は毎年打つ必要性は減っています。当院では数年前から抗体検査により、より合理的で安全な接種方法のご提案をしているので、ご相談下さいね。

 

Q⑰:犬猫のコロナってありますか?人にはうつりますか?

A⑰:犬猫にも元々コロナウイルス感染症はありますが、通常はあまり問題にならない病気です。ただ、犬ではパルボウイルスと一緒に感染して重症化を起こしたり、猫では変異により伝染性腹膜炎ウイルスとして致死的になったりもします。人の新型コロナウイルスは犬猫でまれに伝染が報告されており(特に猫の方が感染しやすい)、幸い発症は殆ど無いのですが相互にうつしあう可能性も報告されています。ですがノミや糸状菌や回虫等の方がよっぽど気を付ける伝染病と言えるでしょう。

 

Q⑱:あれ?以前と薬の使い方や病気の説明が変わっていませんか??

A⑱:獣医療は科学ですので、新しい治療方法や薬や機器が使用されますし、治療方法の実証・検証の中で論文等が集積されて分析されて、治療方法が変更されたりもされます。結果として以前とは違う!と言う事になる事は健全に起こります。僕達も「え~前はこう言っていたじゃん!」って困ってしまう事もあるのですが、常に最新の情報を吟味して診断と治療を変化させ進化させるのが真っ当な獣医療だと思いますので、研鑽を怠らず「変わっていける病院・獣医師」でありたいと思います。ちなみに皮膚科で言うと「膿皮症だと抗菌薬を3週を目安に投与(病変消失プラス1週)」は過去の話になってしまいました・・・(今年のマンガ参照)。

 

Q⑲:来院しないで相談できますか?

A⑲:獣医師法で決まっている範囲での、できるだけの相談ができる様に当院では「みるペット」に参画して、オンライン相談ができる様にしました。来院しなくてもある程度の継続診療相談が可能です。ですが、それ以前の簡単な相談や確認はHPでの相談窓口からもできる様にしております。ただしメールでのお返事は時間が掛りますので、すぐに回答が欲しい相談は電話お願いしますね。

 

Q⑳:お薬だけ欲しいんですが・・・。

A⑳:直接診察無しで調剤を行うのは法律的にも獣医療的にも難しいです。ただし当院で一度診察をしていれば毎回診察をしないでも簡単な電話問診やオンラインでも内服を継続して出す事もできます。お薬の郵送とカードのメール決済システムも導入したので、全く来院しなくてもお薬をお届けする事も現在可能になっております。ちなみにアニコム保険は通院の無い薬だけの処方は保険対象外でしたが、コロナウイルスの蔓延に伴い特別に「処方だけでの保険適応」の延長をしています(2024年3月現在)。ただし保険証の提示が条件なのでご注意下さいね。

 

ゆう動物病院の健康診断はとってもお得です!

 

大人になった犬猫さんは1年で人では4歳分の歳をとります(大型犬は7歳)!若くても年1回、そして猫・小型~中型犬は10歳、大型犬は7歳になったら年2回は動物病院で健康診断を受けてみましょう!色々と獣医師に相談して下さいね!

~健康診断の流れのご紹介~

まずは相談

気になる事は予約時に先に教えて下さいね。でも病気としての主訴や症状があれば、それは健康診断でなく通常の診察対応になります。院長での皮膚科は初診では時間枠を1時間確保しての特別診察になります。

次にチェック

基本の血液検査でも再診代600円で全身のチェックと簡単なお手入れ(各種お手入れ)がついています!血液検査はフィラリア無しの最小セットで16項目4900円と非常にお得!更に春も秋もシニア(7~10歳以上)向けの特別な検査項目セットが非常にお得にできます!甲状腺の検査や身体の炎症の数値など、項目によっては半額近くで調べられます。

【お知らせ】

全国的にワクチンを毎年接種する代わりに「抗体価検査で必要性を確認して接種する」方法が広まっています。当院では先駆けて数年前から行っておりますが、60~70%は3年に一度程度のワクチン接種で感染防御ができそうですが、ワクチンへの反応は本当に個々で色々な検査結果になる実感です。抗体検査による感染予防が気になる方は採血の際に一緒に調べてはどうでしょう?抗体検査の証明書はワクチン接種証明書の代わりになる施設も増えてきていますよ!

今年は画像診断も?

今年何歳ですか?小型犬・猫さんは10歳、大型犬で7歳を目安に詳しい血液検査と共にレントゲンやエコー検査の追加をご検討下さい。これらは血液検査の結果によって追加で検討をしても良いでしょう。レントゲン・エコー検査は要予約です。

まずは身体検査と血液検査からだけでも定期健診の習慣を始めてみましょう!

春の健診 オーナー様説明ツール(2024)改

 

手術に関しては以下の手術で実績があります。

横隔膜・ソケイ・臍・腹壁・前恥骨靭帯)・腸切開(異物)・股関節脱臼整復・会陰切開ポリープ切除・後肢断脚・垂直耳道切除・帝王切開・肝臓破裂整復・胆嚢切除・眼球摘出・膀胱憩室整復・卵詰まり取り出し・断指・フィラリア釣り出し・大腿骨骨折修復(タイイン法)・膀胱切除・大腿骨骨頭切除・前肢断脚・チェリーアイ整復・瞬膜フラップ・角膜放射状切開・ガマ腫切除・胃切開(異物摘出)・脱腸整復・ほほ袋脱出整復又は切除・断尾・陰睾摘出・腸切除吻合術・骨盤整復・手首の腱の縫合・内視鏡による異物除去・内視鏡による大腸検査・眼瞼腫瘍切除・胆嚢破裂縫合・クライオサージェリー(凍結療法)・顎のう胞・胆のう十二指腸吻合術・前立腺と直腸固定術・脾臓摘出・内視鏡による生検・涙管フラッシュ・レーザーによるICGリポ・レーザー切除・直腸引き抜き

毎年器具等もバージョンアップし、麻酔の方法だけでなく、今年は最新情報に鑑み消毒方法すら改めて検討して改善しております。ただ、獣医療においては年々より高度な検査機器や手術体制が求められている様になっておりますので、ある程度難しい手術や経験の少ない手術に関しては積極的に紹介をする様になっております。皮膚の軟部外科に関してはHPでも紹介しているので見て下さいね!

 

皮膚科トピックス漫画

 

■病院に対するご要望・意見を待っています■

日頃からスタッフ一同、良い病院にする為に頑張っていますが、僕たちでは気がつかない事や至らない事もあると思います。そういう点を教えて頂ければ、勉強になります。ぜひ貴重な視点を下さいね!

ゆう動物病院 メール: y@doctor.email.ne.jp

またはHPのお問い合わせ窓口からもどうぞ!

 

年間お得パスポートは貰われましたか?ご活用して下さいね。

  • フィラリア予防7か月・ノミダニ予防6か月・春健診・秋健診・ワクチンまたは抗体価検査いずれかを1回すれば「爪切り」「臭腺絞り」「局所毛刈り」のどれかが1年間無料!
  • お誕生日月(不明では任意の月)には更に耳掃除と全身チェックも無料!
  • 更にお誕生日カードや高齢者表彰も!

 

2024〜2025年の予定

まずは検査結果の電子化と取り込みからDX(デジタル化を取り入れる事)を広げていきたいです。電子カルテと自動精算機は次のステップになるでしょう。これらにも当然大きな費用が掛かるのですが、人件費等の諸経費の高騰化からも検討が必要な改革になると思います。正直言って電子カルテより紙が良いんですけどね~本もマンガも電子化は凄く合わなくて紙派なんです。それに自動精算機で済ますのも、何となく味気無いと言うか・・・。

DX(デジタル化)によって人手が不足しても病院が機能する様に・・・とは思うものの、恐らく一定の効率化は有ると思うのですが、動物病院と言う特殊な職業ではよっぽど凄いAIやロボット技術が一般化でもしない限りは「労働集約的(人手が凄く掛る)」事は変わらないと思います。だってペットさんは話してくれないし、嫌な事は全力で大暴れするし(苦笑)。

治療も人間の様に各種ガイドラインが制定されて「誰がしても同じ感じになる様に基本や王道を決める」方向に獣医療もどんどんと整備されていますので、それをしっかりと踏襲したいと思っています。

そして結局は自分が古い人間なのかも知れませんが「効率化」や「値段」や「均一化」だけで勝負する路線の先には殺伐としたモノだけがあると言う感じもします。僕は最終的には豊富な経験と最新の知識を元に「穏やかに優しい励ませる獣医療」をしたいなぁ、と年々思っています。昔は「根拠が無くても励ます」と言うよりも「根拠に基づいて注意と治療をする(安易に油断させない)」って感じだったのですが、年々「分からない事は不安を煽るより励ましたいな~」と思う事が増えました。これって言う方からはリスクもあるんですけどね、ヘタすると自分の努力が減ったり治療できる事を見逃したり減らす恐れもあるので・・・。

生産性向上や電子化や効率化や均一化を目指す方向をしっかりとしつつも、対角線にある大切な事も忘れないで頑張ります。