(免疫介在性疾患・自己免疫性疾患の症例:9)天疱瘡はやっぱり深い!皮膚科認定医として遣り甲斐も有る疾患です。
天疱瘡を疑う疾患群は色んなパターンがありますが、同じ病気でも病期や、それぞれの子の薬の相性だとか禁忌だとか、家庭の事情等の色んな考慮すべき事があります。その制限の中でどうやって診断や治療をするか?は皮膚科認定医としての経験と知識に基づく取捨選択が非常に大切になります。
天疱瘡を疑う疾患群は色んなパターンがありますが、同じ病気でも病期や、それぞれの子の薬の相性だとか禁忌だとか、家庭の事情等の色んな考慮すべき事があります。その制限の中でどうやって診断や治療をするか?は皮膚科認定医としての経験と知識に基づく取捨選択が非常に大切になります。
今回はオンラインを通じてご家族と現地の獣医師さんとで協力して治療をした記録です。
顔から始まった脱毛が全身、特に手足にも目立って広がっています。 痒みは全然ありません。
目ヤニや顎の横の赤さなどから鼻汁・元気食欲の低下・口内炎…
急に身体に膿皮(膿を伴う発疹)が多発して、かなり悪化してきたそうです。
耳は感染して膿でベトベトで、身体全体に凄い数の膿皮(ブツブツ)があります。
耳は感染して膿でベトベトで、身体全体に凄い数の膿皮(ブツブツ)があります。
本当にしっかりと観察してくれているオーナー様で助かりました。
全身の症状を伴う致死的な皮膚病と言うのがあります。全身症状には要注意です。