(腫瘍の症例:16)上皮向性リンパ腫に負けなかった子

上皮向性リンパ腫は一般の獣医師だと生涯で1回診るかどうか?位だと思います。もし出会っていても生検までして確定診断に至っていない事も多いでしょう。当院では皮膚科認定医として広く来院頂いているので割と診断と治療をします。先日も新しい子で診断したのですが、悲惨な話が多いですが必ずしも予後不良とは限らないよ!と言うエールのつもりで書きました。他の症例も早くアップしなくちゃいけないんですが・・・。

上皮向性リンパ腫は一般の獣医師だと生涯で1回診るかどうか?位だと思います。もし出会っていても生検までして確定診断に至っていない事も多いでしょう。当院では皮膚科認定医として広く来院頂いているので割と診断と治療をします。先日も新しい子で診断したのですが、悲惨な話が多いですが必ずしも予後不良とは限らないよ!と言うエールのつもりで書きました。他の症例も早くアップしなくちゃいけないんですが・・・。

僕は青春時代を柴犬2頭と過ごしていたので分かりますが、わりと繊細なワンちゃんです(そこが良いんですけど)。アトピーが多い犬種として知られますが、精神的要因はその悪化要因にもなっているでしょう。ただ通常のレベルを超えてしまっていると心因性・・・となり、治療が必要です!

典型的なアトピーですが、一部分だけ非常に悪化しています。痒みのサイクルが集中してしまって、自分でもコントロールができないのでしょう。皮膚は自分を守る為に必死に分厚く黒くなっています・・・治療もですが治療終了も「皮膚からの訴え」を聞くつもりで行わないといけません。

慢性経過で苔癬化し始めて、少し分厚くなっています

アトピーでも食物アレルギーでも指間炎は多いですが、これはちょっと違うかも知れないです。

1歳から外耳炎と膿皮症が発生し、持病として続いています。