(感染症の症例:5)ハリが無くなっていくハリネズミさん、カイセンだけだったら良かったのですが・・・。 ■病歴:ハリがどんどん抜ける・・・痒そう。フケも多い。

確かに可愛いのに可哀想な状態。この子はショップ出身ですが、元々はタイ出身だそうです。海外で養殖されて輸入された個体にはこの様な感染症が多いそうです。
まず怪しい病気を先にチェックしてみました。 (やっぱりヒゼンダニがいました!(感染症の症例の②を参照下さい)早速駆虫薬をつけました!
安全な種類と量がありますので、自分で勝手にしてはいけません。死亡してしまう場合もあります。
可愛い写真ばっかり撮っていて患部が不明…
ヒゼンダニの駆虫後もまだまだ針が抜けて悪化しています!1日20~30本抜けるそうです。 このままでは単なるネズミになってしまいます!
もう一つの多い感染症である真菌(カビ)検査が必要です。 培養にてTrichophyton mentagrophytes erinaceiを疑いました。

実はハリネズミに多いこの真菌は外国の地域によっては人の風土病みたいになっているそうです。人間も取り扱いには要注意です。ハリネズミさんなので、その辺は最初からそうですが・・・。 もしこれが拾った子猫だったりすると、知らない間に感染症だらけの子と一緒に寝ていて人間に感染する場合もありますので、逆に要注意ですね。 もちろんこの場合も投薬量は経験に基づくので副作用に注意が必要です。 すっかりハリネズミらしくなり、身体も痒く無くなりました!良かったです。

一度飼ってみたいです。

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